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Workshop
- 第63回 関西心理言語学研究会(KCP)ミーティング
「チュートリアル：DMDXを使った語彙性判断課題」
【日時】2021/6/19 (土) 10:00--12:00ごろ
【場所】Zoom配信（→参加希望者は中谷にお問い合わせください）
【講師】中野陽子（関西学院大学）
【要旨】アリゾナ大学 Forster氏の作成されたDMDX(http://www.u.arizona.edu/~kforster/dmdx/dmdx.htm)は長年改良を重ねつつ，心理言語学の実験で使われてきました。本チュートリアルでは、DMDXを使って，顕在的プライムのある語彙性判断課題とマスク下の語彙性判断課題の2種類の課題を作成する方法を紹介します。
DMDXを利用する利点としては、(1) フリーウェアであること, (2) Windowsを搭載したPCのモニターに１ミリ秒の精度で刺激を提示することができること，(3) USB接続ができる入力機器（市販のゲーム用機器など）を使うことができることが挙げられます。
残念ながらWindowsのみでMacでは動作しません。
今回の主な内容：
語彙性判断課題の紹介
DMDXのインストール方法
モニターとソフトの調整
USB接続の入力機器のキーの名前の確認
スクリプト作成
実験の実施方法
結果ファイルの確認
＊書籍「パソコンがあればできる! ことばの実験研究の方法」を持っていることを前提としませんので，書籍をお持ちでなくても参加できます。
＊参加される方は事前に下記のサイトからDMDXをダウンロードしてインストールしておいてください。
http://www.u.arizona.edu/~kforster/dmdx/download.htm
その際、ドライバーを何にするか尋ねてきます。取り敢えず、ソフトが薦める（Windows 8以降はDirect3D）ドライバーを選択すると良いです。（後で変更することも可能です。）
- 第60回 関西心理言語学研究会(KCP)ミーティング
「チュートリアル：EyeLinkで読文課題を実施してみよう！」
【日時】2021/3/13 (土) 13:00--15:00ごろ
【場所】Zoom配信（→参加希望者は中谷にお問い合わせください）
【講師】中野陽子（関西学院大学）
＊対象者：はじめてEyeLink, ExperimentBuilder, DataViewerを導入した人向け（EyeLink使用環境を前提とした実践チュートリアルです。視線計測の一般論のチュートリアルではありません）
概 要：
Desktop Mountで読文課題を実施してデータを収集する際の方法について、実際にEyelinkや関連ソフトを立ち上げ、被験者にサンプルの読文課題を行ってもらう様子を見る。
チューターは視線計測の専門家ではなく、日頃実施している方法を紹介する。これをきっかけにEyelinkによる読文課題による実験実施につながれば幸いである。
参加者は何か気が付いた点などあれば、より良い方法を提案して欲しい。
使用機器：Eyelink 1000 plus
刺激呈示ソフト：EpxerimentBuilder
データ分析ソフト：DataViewer
＊機器およびソフトは参加者でご準備ください
扱う予定の作業：EyeLinkのカメラの設定、カリブレーションの仕方、データ収集実施、InterestArea作成、結果のファイル確認 以上です。
Presentations
- Jing Yin and Yoko Nakano (2021). Effects of phonological similarity on lexical access of Chinese-Japanese bilinguals. The 20th International Conference of the Japan Second Language Association, 27th March, 2021.
- Yoko Nakano and Kenta Kishimoto (2020). A Role of Orthography in Morpho-Orthographic Decomposition in Japanese. The 28th Japanese/Korean Linguistics Conference, 8th September, 2020.
- Yoko Nakano and Kenta Kishimoto (2020). Rules and Similarity in Linguistic Generalization: Inflectional Verb Forms in L1 and L2 Japanese. The 26th Architectures and Mechanisms for Language Processing Conference 2020, 4th September, 2020.
- 祐伯敦史、中野陽子（2020） 「日本語の尊敬表現の文処理における素性の呼び出しについて」2020年6月14日（日）関西言語学会第45回大会
- Yoko Nakano (2020). Contextual Influence on Relative-Clause Attachment Ambiguity Resolution. The 33rd Annual CUNY Human Sentence Processing Conference, 20th March 2020.
- Atsushi Yuhaku and Yoko Nakano (2020). What cues caused facilitatory interference in processing Japanese honorific expressions? The 33rd Annual CUNY Human Sentence Processing Conference, 21st March 2020.